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早稲田で姿勢改善 40代からのピラティス体験記

早稲田で姿勢改善 40代からのピラティス体験記

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【首肩の不調に悩む日々からの転機】

40代を過ぎると、デスクワークや日常生活の中で積み重なった身体の癖が、はっきりとした不調として現れてくることがあります。首や肩がピキピキと張る感覚、座っているときの腰の違和感、そして何より「自分の身体をコントロールできていない」という漠然とした不安。

今回ご紹介するのは、そんな悩みを抱えて早稲田のstudioM*を訪れたK様の体験です。K様は以前から身体のメンテナンスに関心が高く、定期的に専門家の施術を受けていました。しかし、施術を受けたときは楽になるものの、日常生活に戻るとまた同じ不調が繰り返される。そこで「自分でも日常的にコントロールできる方法を身につけたい」と考え、ピラティスに注目されたのです。

studioM*は、早稲田駅から徒歩圏内の山吹町に位置し、江戸川橋や神楽坂、護国寺、飯田橋、高田馬場といった周辺エリアからもアクセスしやすい立地です。ここでは、カナダの名門「ストットピラティス」修了、認定インストラクターによる、解剖学に基づいた本格的な指導が受けられます。

通いやすさを重視した立地選び

K様がstudioM*を選んだ理由の一つが、アクセスの良さでした。セッション中の会話からは、バスや電車を使った通いやすいルートを真剣に検討されている様子が伝わってきます。

千石駅からバスを利用すると、鶴巻町の交差点近くまで来ることができ、そこから徒歩数分でスタジオに到着します。雨の日や暑い日でも負担が少なく、継続して通うには理想的な環境です。継続的なケアが必要な身体づくりにおいて、通いやすさは非常に重要な要素となります。

専門家への依存から自立したケアへ

K様は施術院にも定期的に通われており、身体のメンテナンスに対する意識の高さがうかがえます。しかし、専門家の施術だけに頼るのではなく、自分自身で日常的にコントロールできる力を身につけたいという明確な目標をお持ちでした。

この「自立したケア」という視点こそが、ピラティスの本質的な価値です。ピラティスは単なるストレッチやマッサージとは異なり、身体の使い方そのものを学び、神経系から動きのパターンを再教育していく運動法です。一度正しい動きを身につければ、自宅でも継続的に実践でき、根本的な改善につながります。

初回セッションで明らかになった身体の癖

K様の初回セッションでは、まず現在の身体の状態を詳しく確認することから始まりました。「首肩がピキピキしている感じ」という主訴に加えて、前屈動作や立位姿勢のチェックを行うと、いくつかの特徴的な身体の癖が見えてきました。

骨盤の傾きと座位姿勢の問題

特に顕著だったのが、座位での骨盤の位置です。K様は家で長時間座っていると腰の辺りに違和感を感じていました。詳しく確認すると、骨盤が後ろに傾いて「寝た」状態になりやすく、それによって腰椎のカーブが失われ、背中全体が丸くなってしまう傾向がありました。

この骨盤の後傾は、現代人に非常に多く見られる姿勢の問題です。長時間のデスクワークやソファでのリラックス姿勢を続けることで、骨盤を立てて座る筋力が弱まり、丸まった姿勢が定着してしまうのです。

骨盤が正しい位置にないと、その上に乗る背骨や首の位置も崩れます。結果として首や肩の筋肉に過度な負担がかかり、慢性的な張りや痛みの原因となります。K様の首肩の不調も、この骨盤の位置が大きく関係していると考えられました。

坐骨を見つけることから始める姿勢改善

セッションでは、まず「坐骨」の位置を正確に認識することから始めました。坐骨とは、骨盤の底にある左右一対の骨で、座ったときに椅子に当たる部分です。この坐骨にしっかりと体重を乗せて座ることが、正しい座位姿勢の基本となります。

インストラクターが手で坐骨の位置を確認しながら、「ここに体重を乗せる感覚」を丁寧に伝えていきます。K様も「あ、ここかな?」と、自分の身体の中で坐骨の位置を探り、正しいポジションを見つけていきました。

坐骨にしっかり乗れると、骨盤が自然と立ち上がり、背骨のS字カーブが整います。この状態では、筋力をあまり使わなくても楽に姿勢を保つことができ、首や肩への負担も大幅に軽減されます。

呼吸と体幹の連動を意識する

正しい骨盤の位置を見つけた後は、仰向けの状態でのエクササイズに移りました。ピラティスでは、呼吸と体幹の動きを連動させることを非常に重視します。

K様には、まず仰向けで膝を立てた状態から、骨盤の位置を確認してもらいました。ここでも、骨盤が後ろに傾いて腰が床から浮いてしまう傾向が見られました。そこで、尾骨を床の方に下げるように意識しながら、腰と床の間の空間を調整していきます。

「頭の下に何か入れた方がやりやすいですか?」とインストラクターが尋ねると、K様も「そうですね」と答え、小さなクッションを頭の下に入れることで、首と背骨のラインが整いやすくなりました。このような細かな調整が、ピラティスでは非常に重要です。

ストットピラティスの特徴的なアプローチ

studioM*で採用されているストットピラティスは、カナダで体系化された現代的なピラティスメソッドです。創始者のジョセフ・ピラティス氏の教えを基礎としながらも、最新の解剖学や運動科学の知見を取り入れて進化させたものです。

解剖学的に正確な動きを追求

ストットピラティスの最大の特徴は、解剖学的に正確な動きを追求する点にあります。単にポーズを真似るのではなく、「なぜその動きが効くのか」「どの筋肉をどのように使うべきか」を理論的に理解しながら進めていきます。

K様のセッションでも、一つひとつの動きについて丁寧な説明がありました。例えば、足を上げる動きでは、「股関節の下に紐があって、それを引っ張るように」というイメージを伝えることで、正しい筋肉の使い方を促します。

また、「お尻が浮いてこないように」「胸を床につけたまま」といった細かな指示を通じて、代償動作(間違った筋肉で動作を補ってしまうこと)を防ぎます。このような精密な指導により、効率的で安全な動きのパターンを身につけることができます。

個別の身体特性に合わせた調整

ストットピラティスのもう一つの特徴は、個人の身体特性に合わせた細やかな調整です。人それぞれ骨格や筋肉のバランスは異なるため、同じエクササイズでも最適なポジションや強度は変わってきます。

K様のセッションでは、左右の身体の使い方に違いがあることが明らかになりました。「右の方から」「左の方が固い」といった観察を通じて、インストラクターは常に左右のバランスをチェックし、必要に応じて調整を加えていきます。

例えば、肩甲骨の動きを練習する際、右側はスムーズに動くのに左側は動きにくいという状況がありました。これは日常生活での身体の使い方の癖が反映されたものです。このような左右差を認識し、意識的に修正していくことで、バランスの取れた身体づくりが可能になります。

段階的なプログレッション

ストットピラティスでは、初級・中級・上級と段階的に難易度を上げていくプログレッションが体系化されています。基本的な動きをマスターしてから、より複雑な動きに進むことで、安全かつ効果的に身体能力を向上させることができます。

K様の初回セッションでは、まず基本的な骨盤のコントロールから始まり、徐々に四肢の動きを加えていきました。仰向けでの脚の上げ下ろし、横向きでの体幹の安定性トレーニング、そして最終的にはリフォーマーという専用器具を使った動きへと進んでいきます。

この段階的なアプローチにより、無理なく着実に身体の使い方を学ぶことができます。また、各段階で「できた」という達成感を得ることで、モチベーションを維持しながら継続することができます。

リフォーマーを使った実践的なトレーニング

セッションの後半では、ピラティス専用器具である「リフォーマー」を使ったトレーニングに移りました。リフォーマーは、スライドするキャリッジとスプリングの抵抗を利用して、より効果的に筋力と柔軟性を高めることができる器具です。

不安定な環境での体幹トレーニング

リフォーマーの特徴の一つは、キャリッジが動くことで不安定な環境を作り出せる点です。この不安定性が、体幹の深層筋(インナーマッスル)を効果的に刺激します。

K様がリフォーマーに乗り、四つん這いでのバランスエクササイズを行うと「不安定な方が支えられるようになったらマットの上は楽になってくると思う」とインストラクターが説明しました。実際、リフォーマー上で体幹を安定させる練習を積むことで、日常生活での姿勢保持能力が飛躍的に向上します。

最初は「すごい傾きますね」とK様も戸惑いながらも、インストラクターの細やかな指導のもと、徐々に安定したポジションを見つけていきました。この過程で、自分の身体のどこが弱いのか、どこに意識を向けるべきかが明確になっていきます。

肩甲骨の動きを引き出すエクササイズ

K様の主訴である首肩の不調に対して、特に重点的に行われたのが肩甲骨周りのエクササイズです。肩甲骨は背中の上部にある三角形の骨で、腕の動きの基点となる重要な部位です。

多くの現代人は、肩甲骨が前に引っ張られて固まってしまっています。これは長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、前かがみの姿勢が定着してしまうためです。肩甲骨の動きが悪くなると、首や肩の筋肉に過度な負担がかかり、慢性的な凝りや痛みの原因となります。

リフォーマーでのエクササイズでは、ストラップを持って腕を動かしながら、肩甲骨を意識的にコントロールする練習を行いました。「肩甲骨から腕を伸ばす」「肩甲骨と肩甲骨をトンと下げていく」といった指示を通じて、肩甲骨の正しい動きのパターンを学んでいきます。

脇のラインを意識した動き

セッション中、インストラクターは繰り返し「脇のライン」「なでライン」という表現を使いました。これは、脇の下から腰にかけての外側のラインを意識することで、体幹の側面の筋肉(外腹斜筋や前鋸筋など)を効果的に使うためです。

K様は「脇を締めすぎてしまう」という癖があることが分かりました。これは肩に力が入りやすい人によく見られる傾向です。脇を締めすぎると、肩が上がって首に力が入り、かえって不調の原因となります。

そこで、「脇の下のところ、空間あると思うんですが、そのまま入れられるといい」というアドバイスを通じて、適度な空間を保ちながら体幹を使う感覚を練習しました。この微妙な調整が、首肩への負担を大きく軽減します。

後ろ側の筋肉を目覚めさせる重要性

セッションの中で特に印象的だったのが、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)を使うエクササイズでした。K様自身も「ここあんまり使ってない」と認識されていた通り、多くの人が前側の筋肉に頼りがちで、後ろ側の筋肉をうまく使えていません。

前後のバランスが姿勢を決める

人間の身体は、前側と後ろ側の筋肉がバランスよく働くことで、理想的な姿勢を保つことができます。しかし、現代の生活では前側の筋肉ばかりが優位になりやすい環境にあります。

座っている時間が長いと、股関節の前側の筋肉(腸腰筋など)は縮んだ状態が続き、逆に後ろ側の筋肉は伸ばされたまま弱くなってしまいます。この前後のアンバランスが、骨盤の後傾や猫背の原因となります。

後ろ側の筋肉、特にハムストリングスとお尻の筋肉(大臀筋)を活性化することで、骨盤を正しい位置に保ち、姿勢を改善することができます。また、これらの筋肉は歩行や階段の上り下りでも重要な役割を果たすため、日常生活の質の向上にも直結します。

うつ伏せでのハムストリングスエクササイズ

K様のセッションでは、うつ伏せの状態でかかとをお尻に引き寄せる動きを練習しました。このエクササイズは一見シンプルですが、正しく行うのは意外と難しいものです。

インストラクターは「恥骨が台から上がらないで」「お腹が浮かないように」と繰り返し注意を促しました。これは、ハムストリングスだけで動くのではなく、腰を反って代償してしまう癖を防ぐためです。

最初は「あれ?全然動けない」とK様も戸惑っていましたが、「かかとをお尻に」というイメージと、体幹を安定させる意識を持つことで、徐々に正しい動きができるようになりました。エクササイズ後には「めっちゃ使った」という実感があり、普段使えていない筋肉が目覚めた瞬間でした。

階段での身体の使い方にも影響

ハムストリングスとお尻の筋肉がしっかり使えるようになると、日常生活の様々な場面で身体が楽になります。特に階段の上り下りでは、これらの筋肉が重要な役割を果たします。

階段を上るときは、後ろ足のお尻とハムストリングスで身体を押し上げます。下りるときは、これらの筋肉が衝撃を吸収し、膝への負担を軽減します。前側もたいせつではありますが、前側の筋肉だけに頼っていると、膝や腰に過度な負担がかかり、痛みの原因となります。

K様も「階段の降りるときも使ってる」と理解を深められました。後ろ側の筋肉を意識的に使えるようになることで、階段の上り下りが楽になり、膝や腰への負担も軽減されます。

自宅でも続けられるセルフケアの提案

セッションの大きな目的の一つは、自宅でも実践できる方法を身につけることでした。K様も動画を撮影しながら、「家でもやってみます」と意欲的に取り組まれていました。

骨盤のポジションを整える簡単な方法

セッション中に紹介された、自宅でも簡単にできる骨盤調整の方法があります。仰向けに寝て、膝を立てた状態で、骨盤の下にタオルやクッションを入れ、骨盤を正しい位置に導くというものです。

「紐みたいに私が今押さえたけど、自分で自分で押さえておいてもいいし」とインストラクターが説明したように、セッションで体験した感覚を自宅でも再現できるよう、具体的な方法が提案されました。

このように、特別な器具がなくても、日常にあるものを工夫して使うことで、効果的なセルフケアが可能になります。大切なのは、正しいポジションの感覚を身につけることです。一度その感覚を覚えれば、自分で調整できるようになります。

座位での意識のポイント

長時間の座り仕事の際に実践できる方法として、坐骨の位置を意識することが提案されました。椅子に座る前に、手で坐骨の位置を確認し、そこにしっかり体重を乗せて座る習慣をつけるだけでも、姿勢は大きく改善されます。

また、頭の位置を高くすることで胸を床(背もたれ)につけやすくなるという原理を応用し、座面に薄いクッションを敷いたり、背もたれに当たる部分を調整したりすることで、楽に正しい姿勢を保てるようになります。

「いつもやる必要ないですよ。やってもいいけれど」とインストラクターが言ったように、常に完璧を目指す必要はありません。身体が迷子になったと感じたときに、学んだ方法を思い出して実践することで、軌道修正ができます。

継続的な学びの重要性

ピラティスは一度やれば終わりというものではなく、継続的に学び、身体の変化を感じながら深めていくものです。K様のように、初回セッションで基本的な身体の使い方を学んだ後、定期的に通いながら徐々にレベルアップしていくことで、より深い身体の理解と変化が得られます。

studioM*では、ストットピラティスの体系的なカリキュラムに基づいて、段階的に学びを深めることができます。初級レベルで基本的な動きをマスターした後、中級・上級へと進むことで、より複雑で効果的なエクササイズに挑戦できます。

また、セッションごとに「今日はここができるようになった」という小さな達成感を積み重ねることで、モチベーションを維持しながら継続できます。身体の変化は急激には現れませんが、数ヶ月続けることで、姿勢や動きの質が明らかに変わってきます。

ストットピラティスと他のメソッドの違い

ピラティスにはいくつかの流派があり、それぞれに特徴があります。studioM*で採用されているストットピラティスの独自性を理解することで、このメソッドの価値がより明確になります。

クラシカルピラティスとの違い

ジョセフ・ピラティス氏が考案したオリジナルのピラティスは「クラシカルピラティス」と呼ばれ、今でも世界中で実践されています。クラシカルピラティスは、ピラティス氏が定めた順序とエクササイズを忠実に守ることを重視します。

一方、ストットピラティスは、クラシカルの基本原則は尊重しつつも、現代の解剖学や運動科学の知見を積極的に取り入れています。例えば、背骨のニュートラルポジション(自然なS字カーブ)を重視する点が、クラシカルとは異なります。

またストットピラティスでは、背骨の自然なカーブを保ちながら動くことを基本とします。これにより、より安全で効果的なトレーニングが可能になります。

フィットネス系ピラティスとの違い

近年、ジムやフィットネスクラブでもピラティスのクラスが増えていますが、これらの多くはフィットネス要素を強調したものです。音楽に合わせて動いたり、有酸素運動の要素を加えたりすることで、エンターテインメント性を高めています。

フィットネス系ピラティスは、運動不足解消や気分転換には効果的ですが、解剖学的な正確さや個別の身体特性への配慮という点では、専門的なピラティススタジオには及びません。

ストットピラティスは、一つひとつの動きの質を重視し、「なぜその動きが効くのか」を理論的に理解しながら進めます。グループレッスンであっても、個々の身体の状態に合わせた調整が行われ、安全で効果的なトレーニングが提供されます。

理論と実践の統合

studioM*の特徴は、単に身体を動かすだけでなく、解剖学や運動科学の理論も学べる点にあります。K様のセッションでも、一つひとつの動きについて「なぜそうするのか」「どの筋肉を使うのか」という説明がありました。

この理論的な理解があることで、自宅でのセルフケアの質も向上します。単に動きを真似るのではなく、原理を理解しているからこそ、自分の身体の状態に合わせて調整したり、応用したりすることができるのです。

また、ピラティスの歴史や流派の違い、最新の研究動向なども共有されるため、知識欲の高い大人にとって、知的好奇心を満たす学びの場にもなります。

脳神経系へのアプローチの重要性

studioM*では、ストットピラティスに加えて、脳神経系へのアプローチも取り入れています。これは日本ではまだ珍しい先進的な取り組みです。

視神経と身体のバランスの関係

人間のバランス制御は、視覚・前庭覚・体性感覚といわれる3つの感覚システムが統合されて成り立っています。このうち視覚の役割は非常に大きく、脳神経12あるうち4つが視覚に関与しています。

視覚系に問題があると、身体のバランスや動きの学習効率が低下します。逆に、視覚系を整えることで、脳の前頭前野が活性化し、その後のエクササイズでの運動学習効率が飛躍的に向上します。

studioM*では、必要に応じて眼球トレーニングを実施し、脳が新しい動きを学習しやすい状態に整えてからピラティスのエクササイズに入ります。このアプローチにより、短期間でより大きな効果を得ることができます。

神経可塑性を活用した運動学習

神経可塑性とは、脳や神経系が経験によって変化し、新しい結合を形成する能力のことです。年齢を重ねても、適切な刺激を与えることで、神経系は変化し続けることができます。

ピラティスのような精密な動きの練習は、神経可塑性を活用した効率的な運動学習の場となります。新しい動きのパターンを繰り返し練習することで、神経回路が強化され、やがてその動きが自然にできるようになります。

特に、意識を集中して丁寧に動くことで、神経系への刺激が強まります。ただ漫然と動くのではなく、「今どこの筋肉を使っているか」「骨盤の位置はどうか」と意識を向けながら動くことで、脳と身体のつながりが深まります。

プロアスリートも取り入れる神経系ワーク

ビジョントレーニングや脳神経へのアプローチは、プロアスリートやオリンピアンの世界でも注目されています。競技パフォーマンスの向上には、筋力や柔軟性だけでなく、神経系の機能が重要な役割を果たすことが分かってきたためです。

studioM*では、こうしたトップアスリートレベルの知見を一般の方にも応用し、より効果的な身体づくりをサポートしています。特別なアスリートだけでなく、日常生活の質を高めたい全ての人にとって、神経系へのアプローチは有益です。

筋膜リリースとピラティスの相乗効果

studioM*では、ピラティスに加えて、筋膜理論も取り入れています。これにより、より効果的に身体の可動域を広げ、動きやすい状態を作ることができます。

筋膜とは何か

筋膜とは、筋肉や臓器を包む薄い膜のことで、全身をネットワークのようにつないでいます。筋膜は本来滑らかで柔軟性がありますが、長時間同じ姿勢を続けたり、怪我をしたりすると、癒着して硬くなってしまうことがあります。

筋膜が癒着すると、筋肉の動きが制限され、可動域が狭くなります。また、筋膜のネットワークを通じて、離れた部位にも影響が及ぶことがあります。例えば、足首の筋膜の問題が、膝や腰の痛みの原因になることもあります。

筋膜リリースとは、この癒着した筋膜を解放し、本来の滑らかさと柔軟性を取り戻す技術です。マッサージとは異なり、筋肉そのものではなく、筋膜に働きかけることで、より根本的な改善を目指します。

ロルフィング理論の応用

studioM*で採用されている筋膜アプローチは、アメリカの生化学博士アイダ・ロルフ氏が提唱した「ロルフィング」の理論に基づいています。ロルフィング理論は、UCLAなどで研究されてきた科学的な裏付けのある技術です。(当スタジオでお伝えしているのは、アドバンスロルファー小鹿有紀さん考案のmmシステムです)

ロルフィング理論では、身体を重力との関係の中で捉えます。筋膜の癒着を解消し、身体の各部位が適切な位置関係になることで、重力に逆らわず、効率的に動ける身体を目指します。

この理論をピラティスと組み合わせることで、まず筋膜リリースで可動域を広げ、その状態でピラティスのエクササイズを行うことで、より効果的に正しい動きのパターンを学習できます。

動きながら筋膜を解放する

従来の筋膜リリースは、施術ベッドに横になって受ける受動的なものが主流でした。しかし、studioM*では「動きながら筋膜を解放する」アプローチを取り入れています。

これは、ピラティスのエクササイズの中で、筋膜の癒着を解消する動きを組み込むというものです。受動的に施術を受けるだけでなく、自分で動きながら筋膜にアプローチすることで、より実用的で持続的な効果が得られます。

K様のセッションでも、リフォーマーでの動きの中で、筋膜のラインを意識したエクササイズが取り入れられていました。「脇のライン」を意識することで、体側の筋膜ラインに働きかけ、可動域を広げながら正しい動きを学習していきます。

40代・50代からの身体づくりの重要性

K様のように、40代以降で身体のメンテナンスに本格的に取り組む方は増えています。この年代からの身体づくりには、特有の意義と注意点があります。

筋力と柔軟性の低下に対抗する

40代を過ぎると、筋力や柔軟性は自然と低下していきます。特に何もしなければ、年に1%程度の筋肉量が減少すると言われています。また、関節の可動域も徐々に狭くなり、動きが制限されてきます。

しかし、適切な運動を継続することで、この加齢による変化を大幅に遅らせることができます。ピラティスは、筋力トレーニングと柔軟性向上の両方を同時に行える効率的な運動法です。

特に体幹の深層筋(インナーマッスル)を鍛えることで、姿勢を支える力が強化され、腰痛や肩こりなどの不調を予防・改善できます。また、バランス能力も向上するため、転倒のリスクも減少します。

更年期の身体変化への対応

女性の場合、40代後半から50代にかけて更年期を迎えます。この時期はホルモンバランスの変化により、身体に様々な変化が起こります。骨密度の低下、筋肉量の減少、代謝の低下などが顕著になります。

ピラティスのような負荷をコントロールできる運動は、更年期の身体変化に対応するのに適しています。激しすぎる運動は身体に負担をかけますが、ピラティスは自分のペースで無理なく続けられます。

また、ピラティスの呼吸法やマインドフルな動きは、自律神経のバランスを整える効果もあります。更年期特有のイライラや不安感の軽減にも役立ちます。

将来の健康寿命を延ばす投資

40代・50代からの身体づくりは、将来の健康寿命を延ばすための重要な投資です。健康寿命とは、日常生活を制限されることなく健康的に過ごせる期間のことで、平均寿命とは異なります。

日本人の平均寿命は延びていますが、健康寿命との差は約10年あります。この期間は、何らかの健康上の問題で日常生活に制限がある状態です。40代・50代から身体の機能を維持・向上させる努力をすることで、この差を縮め、最後まで自立した生活を送ることができます。

ピラティスで身につけた正しい身体の使い方は、一生の財産となります。高齢になっても、姿勢を保ち、自分の足で歩き、日常生活を楽しむことができる。それは何物にも代えがたい価値です。

よくある質問と回答

ピラティスは初めてでも大丈夫ですか?

はい、全く問題ありません。studioM*では、初めての方でも安心して始められるよう、個々の身体の状態に合わせた丁寧な指導を行っています。

ストットピラティスは段階的なプログラムが体系化されているため、基礎から順を追って学ぶことができます。初回のセッションでは、身体の状態を詳しくチェックし、最適なエクササイズを選択します。

また、マンツーマンでの指導が基本となるため、グループレッスンのように周りについていけないという心配もありません。自分のペースで、理解しながら進めることができます。

身体が硬くても参加できますか?

身体の硬さは全く問題ありません。むしろ、身体が硬い方こそピラティスが効果的です。

ピラティスは、無理に身体を伸ばすストレッチとは異なり、適切な筋肉を使いながら可動域を広げていきます。また、リフォーマーなどの器具を使うことで、自分の身体を支えながら安全に動くことができます。

K様のセッションでも、最初は動きにくかった部分が、正しい身体の使い方を学ぶことで徐々にスムーズに動けるようになっていきました。継続することで、柔軟性は確実に向上します。

どのくらいの頻度で通えばいいですか?

理想的には週1〜2回のペースをお勧めしますが、個人の目標や生活スタイルに合わせて調整できます。

身体の変化を実感するには、最低でも月2〜3回、3ヶ月程度継続することが望ましいです。週1回のペースで3ヶ月続けると、姿勢や動きの質が明らかに変わってきます。

ただし、セッションで学んだことを自宅でも実践することで、効果はさらに高まります。週1回のセッションと、自宅での簡単なセルフケアを組み合わせることで、効率的に身体を変えていくことができます。

腰痛や肩こりがあっても大丈夫ですか?

はい、むしろ腰痛や肩こりの改善を目的としてピラティスを始める方は多くいらっしゃいます。

ピラティスは、痛みの原因となる姿勢の問題や筋肉のアンバランスを根本から改善するアプローチです。ただし、急性期の強い痛みがある場合は、まず医療機関を受診し、医師の許可を得てから始めることをお勧めします。

慢性的な腰痛や肩こりの多くは、姿勢の問題や身体の使い方の癖が原因です。ピラティスで正しい身体の使い方を学ぶことで、これらの不調は大きく改善します。

運動経験がほとんどないのですが大丈夫ですか?

運動経験の有無は全く問題ありません。ピラティスは、激しい運動が苦手な方でも無理なく続けられる運動法です。

むしろ、運動経験がない方の方が、変な癖がついていないため、正しい動きを身につけやすいという面もあります。また、ピラティスは「量より質」を重視するため、たくさん動けることよりも、一つひとつの動きを丁寧に行うことが大切です。

studioM*では、一人ひとりの体力レベルに合わせて、無理のない範囲でプログラムを組み立てます。少しずつステップアップしていく過程で、自然と体力もついてきます。

何歳くらいまで続けられますか?

ピラティスは、年齢制限なく続けられる運動法です。実際、70代・80代でもピラティスを続けている方は世界中にいらっしゃいます。

年齢を重ねるほど、身体を動かすことの重要性は増します。ピラティスは、関節に過度な負担をかけずに筋力を維持できるため、高齢者にも適しています。

また、ピラティスで身につけた身体の使い方は、日常生活の動作そのものを改善します。立つ、座る、歩く、といった基本動作が楽になり、生活の質が向上します。

持ち物や服装は何が必要ですか?

動きやすい服装であれば特別なものは必要ありません。ヨガウェアのようなぴったりしたものでなくても、ストレッチの効いたパンツとTシャツなどで十分です。

靴は不要です。裸足、または滑り止めのついた靴下で行います。タオルと水分補給用の飲み物をお持ちいただくと良いでしょう。

早稲田エリアでの通いやすさ

studioM*は、東京都新宿区山吹町337 TRUST VALUE早稲田Ⅱ 2階に位置し、複数の路線からアクセス可能な便利な立地です。

電車でのアクセス

東京メトロ東西線の早稲田駅が最寄り駅となります。駅から徒歩圏内で、雨の日でも比較的負担なく通うことができます。

また、江戸川橋駅、神楽坂駅、護国寺駅、飯田橋駅、高田馬場駅など、周辺の複数の駅からもアクセス可能です。それぞれの駅から徒歩やバスを組み合わせることで、様々なルートから通うことができます。

バスでのアクセス

K様のセッションでも話題になったように、バスを利用すると非常に便利なルートがあります。特に千石方面からは、バスで護国寺方面に向かい、早稲田近くの鶴巻町交差点で降りると、スタジオまで徒歩数分です。

都営バスは路線が充実しており、雨の日や暑い日でも快適に通うことができます。バスのルートや時刻表は、事前に調べておくと便利です。

周辺環境の魅力

山吹町周辺は、早稲田大学のキャンパスに近く、学生街の活気がありながらも落ち着いた雰囲気のエリアです。カフェや飲食店も充実しており、セッションの前後に食事や休憩を楽しむこともできます。

また、神楽坂や江戸川橋といった人気エリアにも近く、ショッピングや観光と組み合わせて訪れることもできます。身体のメンテナンスと合わせて、充実した時間を過ごせる立地です。

まとめ:自分の身体と向き合う時間の価値

K様の初回セッションを通じて見えてきたのは、「自分の身体を知る」ことの重要性です。日々の生活の中で、私たちは自分の身体の声を聞く機会をほとんど持ちません。

ピラティスのセッションは、自分の身体と丁寧に向き合う貴重な時間です。どこが硬いのか、どこが弱いのか、どんな癖があるのか。そうした気づきを得ることが、身体を変える第一歩となります。

K様が「自分でもコントロールできる方法を身につけたい」と考えられたように、専門家の力を借りながらも、最終的には自分自身で身体をケアできる力を持つこと。それが、長期的な健康と生活の質の向上につながります。

40代、50代からでも、身体は確実に変わります。正しい知識と方法を学び、継続することで、何歳からでも理想的な身体づくりは可能です。

studioM*では、ストットピラティスの体系的なメソッドと、脳神経系・筋膜へのアプローチを組み合わせた、科学的で効果的なプログラムを提供しています。解剖学に基づいた理論的な指導により、「なぜ」を理解しながら身体を変えていくことができます。

首肩の不調、腰痛、姿勢の問題など、慢性的な身体の悩みを抱えている方、そして根本的な改善を目指したい方は、ぜひ一度体験してみてください。

身体が変われば、日常生活が変わります。姿勢が良くなれば、見た目の印象も変わります。そして何より、自分の身体をコントロールできるという自信が、人生の質を高めてくれます。

早稲田のstudioM*で、あなたも身体と向き合う時間を始めてみませんか。経験豊富なインストラクターが、一人ひとりの目標に合わせて、丁寧にサポートいたします。

ご予約やお問い合わせについては、スタジオまで気軽にご連絡ください。あなたの身体づくりの旅を、心よりお待ちしております。

studioM*代表 STOTT PILATES®認定インストラクター(LEVEL.1FULL) 2013年よりインストラクターの活動を開始。現在までプライベートセッション延べ6,000人以上、グループセッション延べ4.5万人の指導を経験。 ピラティスの他、ロルフィングを基にしたホリスティックシステム(筋膜)、眼球トレーニング、神経の学びを通して得た知識から、お一人お一人の体とお悩みに合わせた指導を行う。 2024年より「マイクロカレント」を発生させる世界初の機器「ネオヒーラー」を用いたトリートメントも行っている。

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